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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻8号

1978年08月発行

文献概要

原著

晩発性皮膚ポルフィリン症の瀉血療法

著者: 三浦隆1 酉抜和喜夫1 只木大六

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.677 - P.681

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 アルコール中毒の既往歴がある52歳男子晩発性皮膚ポルフィリン症症例への治療として瀉血を試み,1ないし2週間隔で100または200mlの瀉血を反覆継続した.16回,総量2160mlの瀉血によって尿中ポルフィリン排泄が正常となり,本法は有効な治療法であった.症例につき検討した各種臨床材料中ポルフィリンの生化学的検索結果のうち,バイオプシー肝片から抽出したポルフィリンを分析したところ,pentacarboxylic porphyrin (56.8%)>coproporphyrin (32.4%)>uroporphyrin (9.5%)というパターンが得られた点が特筆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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