icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科32巻9号

1978年09月発行

文献概要

原著

陰茎に生じたKeratoacanthomaと考えられる1例

著者: 大塚藤男12

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室 2東京大学医学部附属病院皮膚科

ページ範囲:P.739 - P.743

文献購入ページに移動
 37歳,男.陰茎冠状溝近傍に22×18×7mm大,中心陥凹性,半球状に隆起する弾性硬の角化性腫瘤がやや急速に出現,増大した.試切にてkeratoacanthomaと診断し,単純切除した.keratoacanthomaが陰茎に発生することはきわめて稀である.また本症例では腫瘤周囲の一部にsquamous cell carcinomaを思わせるびらんがある.これらの点を考慮し,両者の鑑別ないし関連につき若干の検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?