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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科33巻1号

1979年01月発行

文献概要

原著

水疱性類天疱瘡

著者: 菅原信1 荘由紀子1 籏野倫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.25 - P.31

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 17歳,男子.初診時,発疹学的に紅斑性天疱瘡,多形日光疹などを疑ったが,その後皮疹が全身に拡大したこと,組織学的に表皮下水疱形成,DDS無効,粘膜疹の存在,および螢光抗体法所見などから水疱性類天疱瘡と診断した1例を報告した.内臓悪性腫瘍(−).副腎皮質ホルモン製剤大量内服にて改善す.ヨードカリパッチテスト陰性であったがヨード系薬剤の投与により皮疹の再燃をみた.病状と抗基底膜抗体価は平行せず,抗体価陰性血清において補体結合性抗体(HG因子様現象)陽性を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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