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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科33巻11号

1979年11月発行

文献概要

原著

骨髄性プロトポルフィリン症の1例

著者: 犬井三紀代1 小宮勉1 伊藤一弘1 佐藤吉昭2 入交敏勝2 吉川正巳2

所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室 2東京医科歯科大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1001 - P.1009

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 16歳,男子.家系内に同症なし.日光過敏を訴え,顔面,手背に著明な疣贅様皮疹をみる.肝機能障害があり,肝生検で肝硬変の所見を認める.血中,屎中のプロトポルフィリン,コプロポルフィリンは著増している.骨髄ALA合成酵素活性は正常範囲であった.さらに,皮膚の病理組織学的,電顕的検討を行い,光線過敏性検査を施行し,光線防禦と疣贅様皮疹の治療を試みた結果を報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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