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綜説
小児の全身性ウイルス発疹症
著者: 朝田康夫1
所属機関: 1関西医科大学皮膚科教室
ページ範囲:P.105 - P.114
文献購入ページに移動 ウイルス発疹症は近年のウイルス培養手技や血清学的診断法の発達によりその診断面にかなりの進歩がみられるが,これらの診断法もなおルーチンの域に達するには至っていない.したがって小児に好発する全身性ウイルス発疹症は,薬疹や細菌性の中毒反応ないしアレルギー反応,更に原因の充分解明されない川崎熱(MCLS)などとの鑑別において苦労することが多い.以下に臨床的な面から小児の全身性ウイルス発疹症の近年の問題点をとりあげて綜説を試みたい.
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