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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻1号

1980年01月発行

文献概要

原著

Livedo Reticularis with Summer Ulcerations

著者: 中林康青1 新村眞人1 堀嘉昭1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院皮膚科

ページ範囲:P.27 - P.32

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 31歳,主婦にみられた典型的なLivedo reticularis with summer ulcerationsの1例を報告した.本症例は2年前より両下肢にlivedoと潰瘍が出現し,潰瘍は夏季に増悪,秋〜冬季になると軽快をみた.病理組織学的には真皮小血管壁の肥厚,内腔の狭小化,閉塞,硝子血栓および血管周囲に軽度のリンパ球を主とする細胞浸潤を呈し,血管壁にはIgM,β1Cの沈着をみた.一般検査では血沈値の亢進以外に異常所見はなかった.そこでFeldakerの記載した12例と自験例を含めた本邦定型例10例とを比較検討し.また本症とLivedo vasculitisとの異同について考えを述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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