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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻11号

1980年11月発行

原著

Gronblad-Strandberg症候群にみられたPerforating Pseudoxanthoma Elasticum

著者: 大熊憲崇1 岸山和敬1 大河原章1 酒井忠一2 矢崎康幸3

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2旭川医科大学眼科学教室 3旭川医科大学第3内科学教室

ページ範囲:P.1101 - P.1105

文献概要

 典型的な弾力線維性仮性黄色腫pseudoxanthoma elasticumに血管様線条angioidstreaks,狭心症,心肥大,高血圧,脈拍の微弱,毛嚢炎様丘疹を伴った43歳の女性例を報告した.本例はPopeの分類によると常染色体優性遺伝1型に属すると考えられた,毛嚢炎様丘疹は,真皮中層から下層がコッサ染色で陽性を示し,H-E染色で好塩基性に染まることからLundらのいうperforating pseudoxanthoma elasticumと考えた. elastosis per—forans serpiginosa, pseudoxanthoma elasticum, perforating pseudoxanthoma elasticumについて若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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