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原著
多発性グロムス腫瘍
著者: 木花光1 山崎雄一郎1 北村啓次郎1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.1175 - P.1181
文献購入ページに移動2)多発性グロムス腫瘍の本邦報告例26例を集計した.10歳代,20歳代の発症が多く,腫瘍の個数は10個以下が多かった.ほとんどの例で被覆表皮は青色〜紫紅色を呈した.多発性グロムス腫瘍と単発性グロムス腫瘍では,腫瘍の個数だけではなく臨床及び組織所見において種々の相違があるが,多発型の中には単発型の異型と考えられるべき,単発型に類似の所見を示す例も多かった.
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