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文献概要
原著
男子乳癌の1例およびその電顕所見についで
著者: 増澤幹男1 斉藤隆三1
所属機関: 1北里大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.121 - P.124
文献購入ページに移動 63歳の男子の右乳房に生じた,まれな男子乳癌の1例を報告した.
病悩期間は3年間で,TNM分類ではstage I, T2N0M0であり,男子乳癌としては進行が遅かつた.
病理組織診断は浸潤性乳頭腺管癌であり,電顕的にはしばしば乳癌細胞質中にvilli状突起を有するintracytoplasmic lumenがあり,その周囲に暗調穎粒が集合した像がみられた.
病悩期間は3年間で,TNM分類ではstage I, T2N0M0であり,男子乳癌としては進行が遅かつた.
病理組織診断は浸潤性乳頭腺管癌であり,電顕的にはしばしば乳癌細胞質中にvilli状突起を有するintracytoplasmic lumenがあり,その周囲に暗調穎粒が集合した像がみられた.
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