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原著
蚊アレノレギー症の1例
著者: 安田和正1 平野京子1
所属機関: 1東京女子医科大学第二病院皮膚科
ページ範囲:P.293 - P.297
文献購入ページに移動 9歳男子にみられた蚊アレルギー症の1例を報告するとともに,その発現機序への考察および蚊抗原性物質の局在と性状について若干の検索を行った.その結果long-term—sensitizing IgEとshort-term-sensitizing IgGが本症の発現に最も重要なfactorであると考えられた.また蚊抗原性物質はMain salivary ductが存在すると考えられる頭部のみならず,他の部位にも存在し,分子量1万以上の蛋白に即時型抗原性が強いことがわかった.
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