icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻4号

1980年04月発行

原著

興味ある臨床像と検査所見を示したPityriasis Lichenoides et Varioliformis Acutaの1例

著者: 古川福実1 荻野篤彦1

所属機関: 1京都大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.311 - P.315

文献概要

 14歳男性のアナフィラクトイド紫斑様皮疹を初発症状として発現したPityriasislichenoides et varioliformis acutaの1例を報告した.組織所見で液状変性と組織学的色素失調をみとめ,褐色の色素斑とスレート色の色素斑との関係を論じた.また,一過性に抗DNA抗体,直接クームス試験陽性であったことより,ウイルス感染と本症との相関を文献的考察により推論した.治療としては再発疹にerythromycinが有効と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら