文献詳細
文献概要
原著
皮膚筋炎症例の統計的観察—特に本症の予後および悪性腫瘍の合併頻度に関する考察
著者: 竹松英明1
所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.503 - P.507
文献購入ページに移動 昭和44年から53年にいたる10年間に,東北大皮膚科において経験した皮膚筋炎症例11例について,特に本症の予後および悪性腫瘍合併頻度の2点を主として,統計的観察を行った.
予後は不良で,11例中7例が死亡している.20歳未満の症例は全例軽快しているが,20歳以上では,1例以外全例死亡している.死因別では,悪性腫瘍3例,尿毒症3例,肺膿瘍1例である.悪性腫瘍を伴った症例はいずれも40歳以上で,胃癌,直腸癌,膵癌である.
予後は不良で,11例中7例が死亡している.20歳未満の症例は全例軽快しているが,20歳以上では,1例以外全例死亡している.死因別では,悪性腫瘍3例,尿毒症3例,肺膿瘍1例である.悪性腫瘍を伴った症例はいずれも40歳以上で,胃癌,直腸癌,膵癌である.
掲載誌情報