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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻8号

1980年08月発行

原著

IgE高値を示し白癬を合併した反復性癤腫症3例の免疫学的検討

著者: 永井透1 設楽篤幸1 林良一1 小川力1 猪股成美1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.673 - P.677

文献概要

 数年来反復する癤腫症に難治性の白癬を合併した成年男子の3例(うち2例は尋常性疣贅をも合併)について,白血球遊走能試験・NBT試験・遅延型皮膚反応・リンパ球subpopulation・リンパ球幼若化反応などの免疫学的検索を行った.Phagocyte系にわずかではあるが異常を認めたほか,IgG・IgEの高値,リンパ球のCon A応答低下,T細胞の数または%の低下がみられ,各免疫系の異常の集積が発症に関与するものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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