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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻8号

1980年08月発行

原著

放線菌症を疑った慢性化膿性副鼻腔炎

著者: 木村恭一1 金滝憲次郎2 大西泰憲3 吉原丘二子4 藤田甫5 白井求5

所属機関: 1香川県立中央病院皮膚科 2香川県立中央病院耳鼻咽喉科 3香川県立中央病院内科 4香川県立中央病院臨床細菌 5香川県立中央病院病理

ページ範囲:P.703 - P.707

文献概要

 71歳,女子.歯肉部に初発し副鼻腔全体,皮膚にも拡大した慢性化膿性病変を報告した.患者は化膿性髄膜炎,肺膿瘍を合併し,全経過約2年で死亡した.臨床的には放線菌症を疑ったが,剖検によっても確証は得られなかった.病変部からグラム陰性桿菌と共に分離された嫌気性菌の意義について言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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