icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科34巻8号

1980年08月発行

原著

いわゆるVerwildertes Basaliomの1例

著者: 新井佳代1 斎藤義雄1 石川英一1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.743 - P.747

文献概要

 72歳,男性の左鼠径部に生じた基底細胞腫の1例を報告した.臨床的には結節潰瘍型で,初診時の組織像は充実型の定型的基底細胞腫であった.総量9,000Rの放射線治療後,約2ヵ月で腫瘍は瘢痕性治癒したが,約1年4ヵ月後に再発した.再発時の組織は,角化傾向を示し,いわゆるverwildertes Basaliomに相当する所見であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら