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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科35巻2号

1981年02月発行

文献概要

原著

成人期に発症したUrticaria Pigmentosaの1例—特に電顕所見を中心として

著者: 柳沢一明13 堀真2 阿南貞雄2 穐山富雄2

所属機関: 1国立長崎中央病院皮膚科 2長崎大学医学部皮膚科教室 3産業医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.135 - P.141

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 Mastocytosisには,汎発型と単発型があり,汎発型で全身に蕁麻疹を繰り返し,次第に色素斑を呈してくるものを一般にurticaria pigmentosaと称している.これらmastocytosisは幼少時期に発病し,長ずるに従って次第に軽快してくるものが多いが,成人期に発症するものも時にみられる.今回著者らは,成人期に発症したと思われるurticariapigmentosaの1例についてDarier's sign前後の電顕的検索を行ったので,若干の文献的考察を混じえて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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