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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科35巻5号

1981年05月発行

原著

膿疱性乾癬—ビタミンA酸誘導体Ro 10-9359により好中球遊走能の改善と皮疹の軽快を認めた症例

著者: 片山一朗1 西岡清1

所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.383 - P.386

文献概要

 43歳,女.15年前,尋常性乾癬と診断され,ステロイド,メソトレキセートの内服,放射線照射を受けるも,一進一退をくり返していた.5年前から,発熱,関節痛とともに全身の膿疱形成を見,膿疱性乾癬と診断されるに至った.ビタミンA酸誘導体であるRo 10-9359内服にて皮疹はすみやかに消退し,併せて施行した好中球遊走能の検索で,当初高値を示したchemotactic indexは皮疹軽快時には正常に復した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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