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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科35巻5号

1981年05月発行

原著

Solitary Mastocytosisの2例

著者: 田中敬子1 三原基之1 島雄周平1 木村良一 伊藤忠雄2

所属機関: 1鳥取大学医学部皮膚科教室 2鳥取大学医学部臨床薬理学教室

ページ範囲:P.413 - P.418

文献概要

 2歳女児の胸部に見られた不整形の色素斑と5ヵ月の先天性股関節脱臼を合併した男児の下腿に見られた三角形の褐色斑は,ともに組織学的にUnna型のsolitary mas—tocytosisであった.後者の全血中のヒスタミンは54.6ng/mlと正常範囲内であった.電顕的には,後者の肥胖細胞の核でヘテロクロマチンの占める割合の大きいものが多数見られたが,皮疹が4ヵ月の経過観察中に自然消褪したのを考えあわせると興味ある所見であった.また,本邦累計56例について臨床的検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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