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原著
手足口病の臨床的観察—盛岡市における最近の流行より
著者: 小川婦美子1 昆宰市1 伊崎正勝1 小川英治2
所属機関: 1岩手医科大学皮膚科教室 2小川小児科医院
ページ範囲:P.519 - P.524
文献購入ページに移動年齢はCA 16による手足口病は乳幼児に多発し,E 71によるものは年長児に多い傾向を示した.皮疹の発生部位は手足口に限局せず全身性にひろがる傾向がみられ,とくに臀部の皮疹は高率にみられ,年少児ほどこの傾向は著明であった.皮疹の性状はCA 16によるものに定型的水疱形成が多く,E 71による皮疹は水疱がやゝ小さく,丘疹が多くみられ,全身性にひろがる傾向がより著明にみとめられた.
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