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原著
最近19年間に経験した汗管腫の統計的観察
著者: 甲原資秀1 北村啓次郎1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.543 - P.547
文献購入ページに移動 当教室において昭和35年から昭和54年の19年間に経験した汗管腫59例を集計し統計的観察及び組織学的観察を試みた.年齢・性分布において20歳代,女性に多い傾向にあり,組織学的には嚢腫と表内皮および真皮内汗管との連続性は認められなかったが,嚢腫相互の連絡は確認された.さらに大きさと組織の関係においては直径の増大に伴って結合織増殖が強くなっている傾向が認められたが,組織学的な検討にて汗管腫の起源を明らかにすることはできなかった.
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