icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科35巻6号

1981年06月発行

文献概要

原著

最近19年間に経験した汗管腫の統計的観察

著者: 甲原資秀1 北村啓次郎1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.543 - P.547

文献購入ページに移動
 当教室において昭和35年から昭和54年の19年間に経験した汗管腫59例を集計し統計的観察及び組織学的観察を試みた.年齢・性分布において20歳代,女性に多い傾向にあり,組織学的には嚢腫と表内皮および真皮内汗管との連続性は認められなかったが,嚢腫相互の連絡は確認された.さらに大きさと組織の関係においては直径の増大に伴って結合織増殖が強くなっている傾向が認められたが,組織学的な検討にて汗管腫の起源を明らかにすることはできなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?