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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科35巻7号

1981年07月発行

文献概要

原著

昭和54年7月に鳥取県下で集団発生した海水浴皮膚炎について

著者: 谷垣武彦1 佐藤健二1 遠藤佐保子2 福田啓子3 那須正夫4

所属機関: 1大阪大学医学部皮膚科学教室 2池田市立病院 3鳥取大学教養部 4大阪大学薬学部

ページ範囲:P.575 - P.580

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 昭和54年7月上旬〜下旬の間,鳥取県下の日本海岸4kmにわたる4ヵ所の海水浴場において,集団発生(1,149名中493名)した海水浴皮膚炎を報告した.当時期発生海域の波高,水質検査を行った結果,海はおだやかで,環境基準海域も良好であった.海水中のプランクトンを調査し,外洋性放散虫類をはじめ,尾虫類,ヒトデ,フジツボの幼生,硅藻類を検出,かかる多種のプランクトンの小さいトゲの刺激を本症の原因と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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