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雑誌目次

雑誌文献

臨床皮膚科35巻8号

1981年08月発行

雑誌目次

図譜・466

Syringocystadenoma Papilliferumと基底細胞上皮腫を併発した脂腺母斑

著者: 大原国章

ページ範囲:P.664 - P.665

患者 37歳,女性
初診 昭和53年7月21日

原著

多発性Pilar Cystの1例

著者: 瀬上三貫 ,   重見文雄 ,   武田克之 ,   田中雅祐

ページ範囲:P.667 - P.670

 34歳,男.約10年前より,被髪頭部に腫瘤が多発し,2〜3年前から数を増し,顔面にも新生した.被髪頭部腫瘤の生検所見は,重層扁平上皮よりなる嚢腫壁を有し,内腔に向かうにつれて細胞は増大し,顆粒層を欠き,直接角化していた.一部は石灰化を呈し,多房性を示すものもみられたことから,多発性pilar cystと診断した.顔面の腫瘤は,嚢腫壁に2〜3層の顆粒層を有し,層状角化がみられ,epidermoid cystと診断した.本邦での多発性pilar cystの報告は少ないので,若干の文献的考察を加え報告した.

Linear Sebaceous Nevus Syndrome—電顕的観察と文献的考察

著者: 須藤成章 ,   前田哲夫 ,   諸橋正昭

ページ範囲:P.671 - P.678

 4歳女児のlinear sebaceous nevus syndromeの症例について報告した.生下時より左半身を主体に黒褐色ないし黄褐色の列序性皮疹を有し,脊椎側彎,異常脳波,ニスタグムス,斜視などの先天性異常を合併していた.皮疹の組織学的検索では脂腺母斑の像を示した.脂腺の電顕所見についても記述した.また本症を文献的に総括するとともにSolomonらのepidermal nevus syndromeとの異同についても述べた.

初期類器官母斑—未熟毛包を顕著に認めた症例

著者: 成田博実 ,   武富功雄 ,   井上勝平

ページ範囲:P.679 - P.682

 症例,6歳男.生下時より左頭頂部に脱毛局面があった.初診時,粗大皺襞を有する一見瘢痕状の淡黄褐色脱毛局面を認めた.組織学的には,肥満細胞の浸潤した厚い結合織に囲繞された未熟な毛包が真皮中層に多数認められた.未熟毛包の半数に2分乳頭を認めた.表皮は部分的な肥厚を示し,皮脂腺は未発達であった.
一般にorganoid nevusの初期臨床像は平滑ないし微細顆粒状の脱毛局面であるのに自験例では粗大皺襞を認めたこと,未熟毛包が顕著であることは通常のorganoid nevusには見られない所見であるが,表皮肥厚,結合織の異常,未発達な皮脂腺などの所見は本症の初期像にもっともよく一致すると考え,未熟毛包を顕著に認めた初期organoid nevusと診断した.

水疱様外観を呈した石灰化上皮腫—術前検査としてのXeroradiographyの有用性

著者: 岡崎美知治 ,   比江嶋睦典

ページ範囲:P.683 - P.685

 31歳,女性.初診の約9ヵ月前に左上腕外側に筋肉注射を受け,同部位に硬い皮下腫瘤を形成してきた.その後,腫瘤の表面が徐々に水疱様外観を呈するようになってきた.組織学的には典型的な石灰化上皮腫であったが,腫瘤被覆皮膚に真皮の浮腫とリンパ管の拡張がみられた.これは,急速に増大する硬い腫瘤や外的刺激を誘因として起こった二次的変化であろうと思われる.また本症例では,術前検査として行ったxeroradio—graphyが,良性腫瘍であると診断する上で極めて有用であった.

いわゆるGranular Cell Tumor—頭皮に生じた1例の報告と本症の起源についての考察

著者: 大山克巳 ,   平井昭男 ,   木村俊次

ページ範囲:P.687 - P.692

1)36歳,女子右側頭部頭皮に生じたいわゆるgranular cell tumorの1例を報告した.
2)頭皮発生例は従来の本邦例には認められず,本邦第1例と思われる.
3)組織学的に定型像を示したが,ズダンⅢ染色一部陽性で,立毛筋との部分的連続性も認められた.
4)電顕的に腫瘍細胞は部分的に基底板様構造を有し,種々の電子密度を有する大小の顆粒に富む.Angulate bodyは間質の細胞に多数認められたが,腫瘍細胞自体にも少数認められ,かつ,通常の顆粒とangulate bodyとの移行像を思わせる構造も認められた.
5)本腫瘍の起源に関する諸説を概観し,自験例では多元説を支持した.
6)自験例で認められた腫瘍下方の小動脈内腔狭窄所見は,本腫瘍増殖が反応性であることを示唆する.

電顕的にVirus-like Particleが観察されたOral Florid Papillomatosisの1例

著者: 稲田修一 ,   木下三枝子 ,   碓井美智子 ,   永井勲 ,   菊川洋祐

ページ範囲:P.693 - P.698

 43歳,男性の下口唇に生じたoral florid papillomatosis (OFPと略)の1症例を報告した.腫瘍は1.3cm大,半球状に隆起し単発性であり,その病理組織像はOFPの定型像を示した.電顕的には観察したすべての錯角化細胞の核内に30〜50nm大のelect—ron denseな多くは円形のvirus-like particleを多数認めた.このparticleはinterchro—matin granule, perichromatin granuleとの鑑別が困難であり,particleに明らかな結晶様配列は見出されなかったが,papilloma virusのそれである可能性が考えられた.

Verrucous Carcinomaの1例

著者: 柏尚裕 ,   高岩堯 ,   小野公義

ページ範囲:P.699 - P.703

 60歳の男性に発症したverrucous carcinomaの1例を報告した.喫煙の既往はなく,4,5年前義歯挿入後に頬粘膜に発生し,初診時には頬粘膜のほぼ全体〜歯肉〜口唇に拡大した.組織像は表皮の著明な増殖,papillomatosis,表皮突起の棍棒状増殖,個細胞角化,角質真珠を認めた.入院の上cryosurgeryを計9回施行し,瘢痕治癒の状態となった.

Amelanotic Melanoma—螢光法(Falck & Hillarp)による確定診断

著者: 森嶋隆文 ,   長島典安 ,   花輪滋 ,   石川豊祥 ,   佐藤和三

ページ範囲:P.705 - P.710

 Amelanotic melanomaの確定診断にはメラニン産生能の証明が不可欠である.螢光法(Falck & Hillarp)がamelanotic melanomaの確定診断に有用であった73歳,男子例を報告した.本例は臨床的には左第1指末節掌面の痂皮性〜角化性病巣であって色素異常を欠いており,病理組織学的には悪性黒色腫の像に一致するが,腫瘍細胞内にメラニン顆粒は見出しえなかった.しかし,螢光法で観察すると腫瘍細胞はDOPA or cysteinyldopaの存在に基づくと思われる特異螢光を発し,またDOPA反応弱陽性を示しており,本例をprimary amelanotic melanomaと診断した.本例で興味ある所見は,黒色腫細胞がtyrosinase活性とDOPA or cysteinyldopaを有するにもかかわらず,メラニン形成が欠如していたとの事実である.

Cement Burn

著者: 宮地良樹 ,   今村貞夫 ,   若井淑人

ページ範囲:P.711 - P.713

 21歳男性にみられたcement burnの1例を報告した.本症は,生コンクリートに長時間密着することにより,そのアルカリ度のため,急性に熱傷様潰瘍を生ずるもので,従来のいわゆるセメント皮膚炎とは著しく病像が異なることが注目される.臨床像および組織像より一次刺激による潰瘍形成と考えられ,パッチテストは陰性であった.本症は,手袋や被服により予防可能であるが,今後増加するものと考えられ,生コンクリートを扱う人々の注意が必要と思われる.

マムシ咬傷

著者: 出来尾哲 ,   前浜芳子

ページ範囲:P.715 - P.719

 成人男性の手指のマムシ咬傷の1例を報告した.マムシ抗毒素血清の皮下注射とタマサキツヅラフジから抽出したアルカロイド(セファランチン®)の静注によって治療し,著効を呈したと考えられた.あわせて,マムシ咬傷の症状,治療などについて述べた.

プリムラ皮膚炎の1例

著者: 中村雄彦

ページ範囲:P.721 - P.725

 26歳,女の顔面,頸部,両手に生じたプリムラ皮膚炎の1例を報告した.Primula obconicaによる貼布試験陽性であった.

癤腫様皮膚病変を伴った播種型アスペルギルス症の1例

著者: 洲脇正雄 ,   頼敏裕 ,   堤啓

ページ範囲:P.727 - P.731

要約 50歳女性,肺の異常陰影および非定型白血病にて当院第2内科に入院,長期に亘る抗生剤および副腎皮質ステロイド等で加療中,上肢,大腿,腰,背等に癤様皮内硬結が散布状に多発した.組織学的には真皮全層におよぶ膿瘍と,その中心部から脂肪織内にかけて2分岐性の太い菌糸の侵襲を認め,生検材料の培養よりAspergillus fumigatus(以下A. fumigatus)を分離した.
皮疹発生約2ヵ月後に脳硬塞様症状,心不全を併発し死亡した.剖検所見で皮膚以外に肺,心,肝,腎,脳,小腸,大腸等に播種型アスペルギローム巣を認めた.僧帽弁および大動脈弁直下心内膜にはA.fumigatusによる疣贅状心内膜炎を観察し,これを広汎な血行性散布の元凶と考えた.

α-メルカプトプロピオニールグリシンによる薬疹の2例

著者: 新村陽子 ,   小野真理子 ,   宅間幸子

ページ範囲:P.733 - P.737

要約 症例1;20歳,女.多形滲出性紅斑のため,α-メルカプトプロピオニールグリシン(チオラ)300mg/日,9日間,内服後に発疹出現.発疹型は顔面に蝶形紅斑,躯幹,四肢は麻疹型.発熱,リンパ節腫脹あり.膠原病,ウイルス感染症を疑い諸検査を施行したが,CRP(⧺),リンパ球減少以外に著変なし.軽快後の貼布試験,皮内試験遅延型反応,内服試験はいずれも陽性.
症例2;32歳,女.皮脂欠乏性湿疹のため,チオラ内服11日後に同様の薬疹を生じた.以上の症例を報告し,若干の文献的考察を加えた.自験例はSLE様紅斑を呈した点,興味深く,D-ペニシラミンとの構造上および両者による薬疹の臨床型の類似性に注目した.

肝硬変症および肝腫瘍が発見された"Paper Money Skin"の1例

著者: 橋本隆 ,   植原八重子 ,   倉持正雄 ,   原田敬之 ,   一条真琴

ページ範囲:P.739 - P.743

 44歳,男子.約3年前より顔面,躯幹上部,上腕に斑状の毛細血管拡張性皮疹が多発し,vascular spider,手掌紅斑を伴う.精査の結果,肝硬変症ならびに肝腫瘍が発見され,肝動脈結紮術,抗癌剤投与などの治療により,この皮疹はvascular spiderとほぼ平行して消褪した.著者らは,この皮疹をpaper money skinと同一のものと考え,その名称,成因などについて若干の考察を試みた.

幼児重症熱傷の1成功例

著者: 浪花志郎 ,   西岡和恵 ,   岡崎泰典 ,   原紀正

ページ範囲:P.745 - P.750

 ICUの協力を得て救命し得た,1歳4ヵ月,女児の熱湯浴槽内転落による,85%Ⅱ度(SDB 70%およびDDB 15%)の重症熱傷例を報告した.ショック期の輸液には,質,量ともに従来の公式にとらわれず,CVPおよび尿量の他,ICUの協力による静脈血ガス分析値を指標として行い,第1日目の電解質液輸液量は正常時循環量の約7倍に達した.感染期,潰瘍期を通じて発熱が持続し,留置カテーテルに起因する緑膿菌の尿路感染が合併した.熱傷面が広範囲のため植皮の恵皮部を見出すのに苦心したが,背面から採取した約80cm2の中間層植皮で腹面の潰瘍をおおい,計2回の植皮で,第8週目に全熱傷面の表皮再生が完了した.回復期までの経過は一般に良好で2ヵ月後に治ゆ,退院した.

腋窩にも皮疹をみた顔面播種状粟粒性狼瘡の1例

著者: 村上静幹 ,   折原俊夫 ,   石川英一

ページ範囲:P.751 - P.755

要約 27歳,男子.54年春,下眼瞼,口周囲に,瘙痒を伴う紅色小丘疹が出現し,徐々に顔面全体に拡大,同年10月には,前胸部,腋窩にも,同様皮疹が出現した.臨床的には,顔面,腋窩とも,定型的な顔面播種状毛嚢性狼瘡の皮疹であった.組織学的に,どちらも,開大した毛嚢と,それを囲橈する類上皮様細胞,ラングハンス型巨細胞,およびリンパ球からなる浸潤細胞巣を示した.治療,他医にて,INAH 1日300mgを7週間投与されるも軽快せず,当科にて,ミノサイクリン1日200mg 4週間投与した時点で,臨床的にかなり改善した.本症が,顔面を主たる好発部位とする理由と併せて,毛嚢との関係を病因論的に考察した.

Pityrosporum Acne

著者: 緒方克己 ,   成田博実 ,   出盛允啓 ,   菊池一郎 ,   井上勝平

ページ範囲:P.757 - P.761

要約 Pityrosporum acneの2例(31歳男性,41歳男性)を報告した.いずれも前胸部,背部の脂漏部位に痤瘡様皮疹を認め,皮疹の圧出内容よりパーカーKOH直接鏡検にて多数のPityrosporum orbiculareの菌要素を認めた。組織学的にも毛のう内膿瘍,毛のう性角質内にPAS強陽性の同様の菌要素を認めた.

新潟県下のクロモミコーシス

著者: 岡吉郎 ,   古田島昭五 ,   松尾茂 ,   佐藤良夫 ,   奥田長三郎

ページ範囲:P.763 - P.767

 新潟県下で昭和40年以来,15年間に6例のクロモミコーシスと1例のPhialophora gougerotii感染症の計7例の黒色真菌感染症を経験した.クロモミコーシスでは発生分布は県下ほぼ全域にわたる.男女比は5対1と男に多く,受診年齢は20歳代1例,40歳代2例,60歳代3例であった.発症部位は顔,背,臀,四肢など各所にみられ,外傷に続発したものは2例であった.組織内菌要素は全例胞子型のみで,原因菌は培養したものではすべてFonsecaea pedrosoiであった.
右腕に生じた1例では定型的な皮疹のほかに肘頭部に一見有棘細胞癌に類似する特異な腫瘤を認めた.しかし組織学的には悪性変化はなく,クロモミコーシスにおける表皮の偽癌性増殖反応の著明なものと考えた.

これすぽんでんす

「免疫賦活療法の奏効した菌状息肉症の1例」を読んで/Herpes gestationisとBullous pemphigoidの近縁性について

著者: 服部瑛

ページ範囲:P.713 - P.713

 菌状息肉症の治療に関しては,従来よりステロイド療法,X線照射あるいは化学療法等の治療が試みられて,それぞれ効果が認められている1).しかしながら一般的には長期にわたり治療を要す本症では,副作用の発現を含め多くの問題点がある.一方,最近,癌治療で免疫療法が注目されてきた.森岡氏らは「免疫賦活療法の奏効した菌状息肉症の1例」(本誌,33;149,1979)の中で,免疫療法の奏効した本症の1例を報告された.本症は,その病態に関してさまざまな論義がなされてきたが,最近はcutaneous T cell lymphomaの概念のもとに,免疫学的な方面からのデータが集積されてきている.その中で本症の病期が進むにつれ,細胞性免疫の低下を認めた報告2)や抗T細胞抗体の出現をみた報告3)があり,本症の免疫異常を推定させるとともに,本症での免疫療法の意義が生じてくる.氏の症例においてimmu—nopotentiatorといわれているOK−432,レバミゾールの治療で,リンパ球数の増加,PHA刺激によるリンパ球幼若化反応の増強をみた事実は(論文中に具体的な数値が示されていないのが残念ですが……),本症の臨床症状の改善と合わせて興味深い.しかしながら,現在免疫療法は,特異的な免疫療法でなく,むしろ非特異的に免疫を賦活させるにすぎず,おのずからその治療法には限界があるように思われる.今後,免疫学的なパラメーターを広くとり入れて地道なデータを集積するとともに,本症での臨床効果を客観的に把握する必要があり,さらに免疫療法と他の治療法との併用も新たに検討される必要があると思われる.

編集室だより

雑誌名の省略について

ページ範囲:P.737 - P.737

 最近,引用文献に掲載される雑誌名の略称は,1970年にAmerican National Standards Committeeから出された「International List of Periodical Title Word Abbreviations」による略し方が,国際標準として,一般化してきました.皮膚科領域に関係のある言葉の例を下記にあげました.御投稿の際には,これらを参考にして下さい.

薬剤

湿疹・皮膚炎群に対するパンカルGの有用性の検討—パントテン酸カルシウムを対照としたクロスオーバー法による二重盲検試験

著者: 渡辺靖 ,   石原勝 ,   神保有光 ,   佐久間将夫 ,   葛西庸子 ,   高橋久 ,   竹島真徳 ,   滝野長平 ,   戸田浄 ,   井村真 ,   富沢尊儀 ,   西脇宗一 ,   北島拓弥 ,   野波英一郎 ,   堀江直茂 ,   紫芝敬子 ,   園田民雄 ,   本田光芳 ,   松窪由美 ,   山本達雄 ,   永島敬士 ,   伊藤一成 ,   横山美保子 ,   橘直矢

ページ範囲:P.769 - P.775

はじめに
 ビタミンB群の薬剤は多くの皮膚疾患に使用されており,なかでも湿疹・皮膚炎群に対してその有効性が評価されている.
 B群薬剤のうち,パントテン酸は皮膚ビタミンとしてよく知られ,ひろく利用されているが1.2),実際臨床面においてはV.B2,V.B6,ニコチン酸アミド,パントテン酸カルシウムなどいわゆるビタミンB群の配合剤が各種皮膚疾患に対してより有効であることが数多く報告されている3〜8)

印象記

アメリカ研究皮膚科学会(SID)ならびに太平洋皮膚研究会(PSRC)の印象記

著者: 鈴木啓之 ,   鎌田英明 ,   古谷和子

ページ範囲:P.776 - P.779

 4月の終りから5月の始めにかけて,AFCR,SID,PSRCの学会が相次いでサンフランシスコで開かれた.幸い,それらの学会に出席する機会をえたので,その折の印象をまとめてみたい.
 先ず4月26,27日にわたりAFCR(American Federation for Clinical Research)が開かれた.AFCRは多くの部門に分れていて,そのうちのひとつがDermatology部門である.会場はSt. FrancisホテルとHiltonホテルで,infectious diseaseとかhematologyの部門なども同じホテルで同時に開催されていた.AFCRでの発表資格は原則的に40歳以下という年齢制限があり,それゆえ若手研究者の登龍門の趣きがある.本年は口演24題,展示発表10題が発表された.毎年,日本からの演題も数題発表されるが,今年はどういうわけか日本からの発表は1題もなかった.

基本情報

臨床皮膚科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1324

印刷版ISSN 0021-4973

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