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原著
初期類器官母斑—未熟毛包を顕著に認めた症例
著者: 成田博実1 武富功雄1 井上勝平1
所属機関: 1宮崎医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.679 - P.682
文献購入ページに移動一般にorganoid nevusの初期臨床像は平滑ないし微細顆粒状の脱毛局面であるのに自験例では粗大皺襞を認めたこと,未熟毛包が顕著であることは通常のorganoid nevusには見られない所見であるが,表皮肥厚,結合織の異常,未発達な皮脂腺などの所見は本症の初期像にもっともよく一致すると考え,未熟毛包を顕著に認めた初期organoid nevusと診断した.
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