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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科36巻12号

1982年12月発行

原著

汎発性膿疱性細菌疹の3例

著者: 春日井和子1 芝吉輝1 福永千嘉子1 楠健二1 河村甚郎1 朝田康夫1

所属機関: 1関西医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.1225 - P.1230

文献概要

 我々は,掌蹠を中心に汎発性に膿疱を生じた3例(51歳女,29歳男,61歳女)を経験した.2例は再発傾向があり,臨床経過,白血球増多,細菌抗原による皮内反応の結果等より病巣感染による掌蹠膿疱症(散布型または全身型)と考えた.他の1例は急性の経過をとり,高ASLO値を示し,Tanの提唱するacutc generalized pustular bacteridに合致するものと考えた.これら3例ならびに類似例の報告を検討し,上記2疾患の経過に差はあるものの,細菌疹という同一の範疇に入るものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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