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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科36巻2号

1982年02月発行

文献概要

原著

IgA Linear Dermatosis of Childhood(Chronic Bullous Disease of Childhood)

著者: 松尾仁子1 辻卓夫1 濱田稔夫1

所属機関: 1大阪市立大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.109 - P.113

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要約 2歳,男児に生じた水疱症について報告した.初診の約1週間前より顔面・四肢に瘙痒性の紅斑・水疱が出現してきた.組織学的には表皮下水疱と,真皮乳頭層の微小膿瘍を認め,また直接螢光抗体法で表皮基底膜部にIgAのlinear depositsを認めた.臨床検査成績に著変なくヨードカリテストも陰性であった.臨床的,組織学的にはbullouspemphigoid,dermatitis herpetiferms Duhringのいずれとも診断し難いが,螢光抗体法による所見よりchronic bullous disease of childhoodという名称が適切と思われるので報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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