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原著
Immunoblastic Lymphadenopathy(IBL)—like T Cell Lymphomaの1例
著者: 長谷哲男1 高橋泰英2 佐々木哲雄2 石井則久2 村上淳子2 黒沢伝枝2 池澤善郎2 亀田洋2 宮本秀明2 中嶋弘2 永井隆吉2 内藤全之輔 杉本純一 湊啓輔3 下山正徳3
所属機関: 1平塚共済病院皮膚科 2横浜市立大学医学部皮膚科 3国立がんセンター病院内科
ページ範囲:P.789 - P.795
文献購入ページに移動山形県出身の47歳男性で,貧血,多クローン性高ガンマグロプリン血症,直接クームステスト偽陽性が認められた.頸部リンパ節および腋窩部リンパ節の生検組織標本と,生検組織の膜性状の検索よりIBL-like T ccll lymphomaと考えた.VEPA療法にて治療開始するが,寛解再燃をくりかえし,入院23ヵ月後に間質性肺炎にて死亡した.剖検時肺組織の培養にてAspergillus fumigatusが同定された.経過中数回にわたり,Co-trimoxazoleおよびJosamycineによる急激な症状の増悪が認められた.
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