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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科36巻9号

1982年09月発行

文献概要

原著

てんかんおよび精神運動発達遅延を伴ったNevus Leiomyomatosusの1例

著者: 出光俊郎13 富田靖1 飯沼一宇2

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科教室 2東北大学医学部小児科教室 3公立佐沼病院皮膚科

ページ範囲:P.871 - P.874

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 1歳10ヵ月女児,生下時より両肩甲から両上腕伸側,両臀部から両大腿外側にかけて多毛がみられ,同時に左下腿後而の限局性多毛,横走する数本の深いしわとともに皮膚が隆起していた.一方,生後8ヵ月頃よりけいれん発作が頻発し,小児科にて,てんかん,精神運動発達遅延を指摘された.左下腿後面の皮膚肥厚は,組織学的に真皮内に比較的よく分化した立毛筋類似の筋線維束をみとめnevus leiomyomatosusと診断した.本邦において,現在までに24例の本症の報告があるが,中枢神経異常との合併例はみられない.さらに本邦報告24例につき若干の検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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