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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科36巻9号

1982年09月発行

文献概要

これすぽんでんす

Papilloma VirusとPolyoma Virus

著者: 木村俊次1

所属機関: 1慶応大学

ページ範囲:P.918 - P.918

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 ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus,HPV)についての研究は最近10年間にかなりの進歩を遂げ,とくにHPVから取り出したDNAについてendonucleaseやhybridization法を用いた研究が行われるようになってから,HPVのDNAにはいくつかのタイプが存在すること,そしてそれらのタイプと臨床病型や組織所見が或る程度対応することが知られるようになった.
 こうした状況のもとで谷垣氏らの論文「ヒトイボウイルス(human papilloma virus)の新しい型が分離された疣贅状表皮発育異常症(Epidermodysplasia verrucifor—mis,Lewardowsky-Lutz,1922)の1例」(本誌,36(5);509,1982)が発表されたのはまことに時宜を得ており,きわめて興味深いものである.とくにこうした研究が本邦の施設でなされたということは力強い限りである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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