文献詳細
これすぽんでんす
文献概要
ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus,HPV)についての研究は最近10年間にかなりの進歩を遂げ,とくにHPVから取り出したDNAについてendonucleaseやhybridization法を用いた研究が行われるようになってから,HPVのDNAにはいくつかのタイプが存在すること,そしてそれらのタイプと臨床病型や組織所見が或る程度対応することが知られるようになった.
こうした状況のもとで谷垣氏らの論文「ヒトイボウイルス(human papilloma virus)の新しい型が分離された疣贅状表皮発育異常症(Epidermodysplasia verrucifor—mis,Lewardowsky-Lutz,1922)の1例」(本誌,36(5);509,1982)が発表されたのはまことに時宜を得ており,きわめて興味深いものである.とくにこうした研究が本邦の施設でなされたということは力強い限りである.
こうした状況のもとで谷垣氏らの論文「ヒトイボウイルス(human papilloma virus)の新しい型が分離された疣贅状表皮発育異常症(Epidermodysplasia verrucifor—mis,Lewardowsky-Lutz,1922)の1例」(本誌,36(5);509,1982)が発表されたのはまことに時宜を得ており,きわめて興味深いものである.とくにこうした研究が本邦の施設でなされたということは力強い限りである.
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