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原著
小膿疱を汎発した川崎病の1例
著者: 榎本充邦1 荒瀬誠治1
所属機関: 1高知県立中央病院皮膚科
ページ範囲:P.863 - P.868
文献購入ページに移動 5歳,男.経過中に,掌蹠を除くほぼ全身に無菌性小膿疱が汎発した再発性の川崎病の1例を経験した.臨床検査で,赤沈の亢進,核左方移動を伴う白血球増多,CRP:5+,血小板増多などがめだったが,ASLO価は陰性.組織所見は,角層下膿疱であった.膿疱性乾癬,角層下膿疱症,acute generalized pustular bacteridなどの疾患と鑑別し,集めえた文献からMCLSの病因,膿疱の発生機序に言及した.
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