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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科37巻10号

1983年10月発行

文献概要

原著

癌性変化したOral Florid Papillomatosisの1例

著者: 高橋博之1 山本昇壯1 太田和博2

所属機関: 1広島大学医学部皮膚科教室 2佐賀医科大学病理学教室

ページ範囲:P.917 - P.920

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 70歳女性の頬粘膜から口唇部にかけて出現したoral florid papillomatosisの1例を報告した.生検組織にて良性像を示す部位と悪性像を示す部位が混在しており,その臨床経過から考え,OFPからの癌性変化と考えた.ペプレオマイシン,炭酸ガスレーザー,コバルト照射等の治療を行なったが,広範な全身転移をきたし死亡した.転移腫瘍の組織像は,かなり未分化な扁平上皮癌であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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