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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科37巻12号

1983年12月発行

文献概要

原著

胃癌を合併したScleropolymyositisの1例

著者: 太居英夫1 高木圭一1 松本博仁1 広田さち子1 宮川幸子1 坂本邦樹1

所属機関: 1奈良県立医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.1109 - P.1114

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 胃癌を合併せるscleropolymyositisの1剖検例を報告した.患者は58歳の男性でレイノー現象と漸次全身に拡大する皮膚硬化が先行し,皮膚が萎縮するに至った発症約2年後,突然に近位筋の筋力減弱と萎縮が出現し入院した.入院後胃癌が疑診され,臨床的にmyopathyが出現した約4カ月後に肺炎で死亡した.著者の調べたかぎりではsclero—polymyositisに悪性腫瘍の合併した例は稀有である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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