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原著
文献概要
11歳女児の左肘頭および5歳女児の両手掌,指腹,指背に発症したperforatinggranuloma annulareの2例を報告した.これらはいずれも小児の限局例で,個疹は痂皮,中心臍窩を有する丘疹としてみられ,ステロイド外用が著効を呈した.組織学的には真皮上層に局在するpalisading granulomaとその直上の穿孔形成およびそれをとりかこむ表皮の偽癌性増殖がみられた.また現在までの報告例26例を集計した.
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