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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科37巻2号

1983年02月発行

原著

Pseudopyogenic Granuloma—増生脈管の由来についての検討

著者: 石川治1 前田秀文1 石川英一1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.119 - P.123

文献概要

要約 32歳,女子.約1年前に左耳介内面に瘙痒を伴う紅色小結節が1個出現した.3カ月後に左耳介を中心として,同様の小結節が多発し,以後漸次増大した.組織所見は定型的で,真皮全層から一部皮下脂肪織にかけて肥厚した内皮細胞に囲まれた小脈管が増生し,リンパ球・好酸球を主体とする,び漫性細胞浸潤を伴っていた.電顕学的に増生脈管は,postcapillary venule類似の構造を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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