文献詳細
原著
文献概要
我々は62歳女性の頭部・躯幹・大腿に生じた皮疹の生検から表皮内好酸球性膿瘍と,螢光抗体直接法で表皮細胞間にIgGの沈着を認め,また一方,間接法で抗表皮細胞間抗体320倍陽性を示したことから,増殖性天疱瘡Hallopeau型と診断した症例を経験したので報告する.この症例は同時に肝硬変を合併していた.
検査の結果,末梢血好酸球が皮膚病変と平行して増減したが,IgE値は病初期に特に高値を示したのみで(5,200U/ml),以後のIgE値は皮膚病変とは無関係に高値を示した.
検査の結果,末梢血好酸球が皮膚病変と平行して増減したが,IgE値は病初期に特に高値を示したのみで(5,200U/ml),以後のIgE値は皮膚病変とは無関係に高値を示した.
掲載誌情報