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文献概要
原著
増殖性天疱瘡(Hallopeau型)の1例
著者: 辻和男1 南光弘子1
所属機関: 1東京厚生年金病院皮膚科
ページ範囲:P.369 - P.374
文献購入ページに移動 我々は62歳女性の頭部・躯幹・大腿に生じた皮疹の生検から表皮内好酸球性膿瘍と,螢光抗体直接法で表皮細胞間にIgGの沈着を認め,また一方,間接法で抗表皮細胞間抗体320倍陽性を示したことから,増殖性天疱瘡Hallopeau型と診断した症例を経験したので報告する.この症例は同時に肝硬変を合併していた.
検査の結果,末梢血好酸球が皮膚病変と平行して増減したが,IgE値は病初期に特に高値を示したのみで(5,200U/ml),以後のIgE値は皮膚病変とは無関係に高値を示した.
検査の結果,末梢血好酸球が皮膚病変と平行して増減したが,IgE値は病初期に特に高値を示したのみで(5,200U/ml),以後のIgE値は皮膚病変とは無関係に高値を示した.
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