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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科37巻6号

1983年06月発行

文献概要

原著

Leukocytoclastic Vasculitis—8例の免疫病理組織学的検討

著者: 森田秀樹12

所属機関: 1天理よろづ相談所病院皮膚科 2兵庫医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.553 - P.558

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 病理組織学的にleukocytoclastic vasculitisの像を示した8例の皮疹部および無疹部皮膚を経時的に生検し,それらを螢光抗体法により検索した.その結果,immunoglobulinや補体の血管壁への沈着がまずおこり,ついでフィブリノーゲンの沈着が認められる,との所見を得た.病理組織像と対比してみると,nuclear dustが未だ多くは出現せず,かつ血管破壊が進んでいない時期の病巣部ではimmunoglobulinや補体の血管壁への沈着が強く認められた.又,無疹部皮膚では8例中3例の真皮血管壁にimmunoglobulinや補体の沈着を証明した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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