icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科37巻8号

1983年08月発行

原著

Mycobacterium marinum皮膚感染症の2例

著者: 恩田周太朗1 楠本敬子1 中村進一1

所属機関: 1日本医科大学付属第一病院皮膚科

ページ範囲:P.673 - P.678

文献概要

 M. marinum皮膚感染症の2例を報告した.症例1は40歳,男性,趣味で熱帯魚を飼育.RFP内服で効果なく,塩酸ミノサイクリンに変えたところ皮疹改善.症例2は25歳,男性,水族館職員.RFP内服で軽快.症例2は感染源追求のため,勤務先の水族館の水槽および濾過槽あわせて11カ所から試料を採取し,抗酸菌の検索を行ったが,M. marinumは検出されず,M. fortuitumを3カ所から検出した.M. marinum,M. fortuitum,M. tuberculosisの三者の走査電顕像を比較検討するとともに,抗酸菌の形態について若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら