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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻1号

1984年01月発行

原著

表在性平滑筋肉腫の1例

著者: 石倉多美子1

所属機関: 1公立石川中央病院皮膚科

ページ範囲:P.67 - P.71

文献概要

 症例は53歳の男で,8年前に右下腿に本腫瘍(平滑筋肉腫)を生じ,切除後再発したものである.組織像は定型的で,真皮全層に亘って腫瘍塊があり,それは種々の方向に走る大きな束の集まりから成る.腫瘍細胞は細長く,核は先端鈍の腸詰状で異型性が強く,核分裂像も多い.胞体は豊富でアザン染色で赤染し,鍍銀染色で「箱入り像」がみられた.なお.本腫瘍のわが国における報告例(自験例を含めて30例)について集計を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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