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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻1号

1984年01月発行

文献概要

原著

皮膚の非定型抗酸菌症(Fish Tank Granuloma)—特に組織学的所見について

著者: 安間嗣郎1 斎藤脩2 乾道夫3 真田妙子4 黒田和夫4

所属機関: 1江東病院中央検査科病理 2順天堂大学医学部臨床病理学教室 3東京都監察医務院 4江東病院皮膚科

ページ範囲:P.81 - P.85

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 自験例2例を含めて27例のM.marinum感染症(fish tank granuloma)に於ける病理学的所見について述べた.同時に特異性炎と非特異性炎の所見を認めることが多く,まれには非特異性炎の所見のみを認めることもある.結核結節を形成する場合は,孤立性のものが目立ち,乾酪壊死を伴わないことが多い.臨床経過の初期に非特異性炎を示し,その後,特異性炎の所見を示す明らかな傾向はみられなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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