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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻10号

1984年10月発行

原著

Lupus Erythematosus Profundusの2例

著者: 島本順子1 岡野伸二1 片岡和洋1 水野正晴1 瀬分秀伸1 山本昇壯1

所属機関: 1広島大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.937 - P.941

文献概要

 Lupus erythematosus profundusの2例について,主として血清学的,免疫組織学的検討を行なった.1例でSLEの合併がみられたが,他方ではSLEおよびDLEの合併は認められなかった.組織学的には両者とも真皮下層から皮下組織にかけて,リンパ球を主体とする炎症細胞浸潤がみられ,一部には胚中心を伴うリンパ濾胞様構造も散見され,さらに1例では筋にも同様の病変が得られた,免疫組織学的には2症例ともlupus band test陽性であり,さらに興味ある点は筋線維周囲に免疫グロブリン沈着がみられたことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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