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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻12号

1984年12月発行

文献概要

原著

神経鞘腫におけるVerocay小体について—Meissner小体との比較

著者: 熊切正信1 安田秀美1 森川玲子1 村本文男1

所属機関: 1北海道大学医学部皮膚教室

ページ範囲:P.1115 - P.1119

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 8歳,男児の左手掌に発症した皮膚神経鞘腫に観察されたVerocay小体を検討した,S−100蛋白の分布をPAP法で調べたところ,シュワン細胞に一致して陽性であり,とくに核が柵状に配列する部分で強陽性であった.電顕的には細長い腫瘍細胞は不完全ながらシュワン細胞の特徴を備えており,Verocay小体の部では多数の細胞が平行に走っている.Verocay小体はしばしばMeissner小体と類似することが指摘されているが,細胞の特徴に類似性はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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