icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻12号

1984年12月発行

原著

皮膚転移巣がAmelanoticであった悪性黒色腫—その診断,尿中5-S-Cysteinyldopaの経時的測定ならびに胸水中5-S-Cysteinyldopa値について

著者: 深田栄俊1 長島典安1 花輪滋1 森嶋隆文1

所属機関: 1日本大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1149 - P.1153

文献概要

 皮膚転移巣がamelanoticであった悪性黒色腫の29歳,男子例を経験し,以下の興味ある知見をえた.すなわち,1)スタンプ螢光法ならびに病巣中5-S-cysteinyldopaの測定が,しばしば診断に苦慮することが多い無色性黒色腫の確定診断に有用であること,2)尿中5-S-cysteinyldopaの経時的測定が黒色腫の病勢を知る上のbiochcmical markerになること,3)胸水中の5-S-cysteinyldopaの測定が胸腔内の黒色腫の転移を予測する指標になりうることなどである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら