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原著
電顕酵素抗体法により診断した汎発性単純疱疹
著者: 金生英雄12 林節1 高丸宏1 牧野正人1 松本一郎1 川名林治1 昆宰市2
所属機関: 1岩手医科大学医学部細菌学教室 2岩手医科大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.111 - P.116
文献購入ページに移動2)水疱内容からの分離株について,病因ウイルスの検索を進めた.本報告では,従来の生化学的性状,細胞感受性,螢光抗体法,透過電顕,中和反応速度法などの診断法に電顕酵素抗体法を加えた.その結果,オスミウムブラックの沈着物がウイルスのエンベロープに付着する像が観察され,螢光抗体法の結果を電顕レベルで確認することが可能であり,有用な診断法と考えられた.
3)汎発性単純性疱疹について若干の文献的考察を行ない,あわせて本症におけるウイルス分離,同定の重要性について述べた.
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