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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻3号

1984年03月発行

文献概要

原著

Generalized Morpheaの2例

著者: 片岡和洋1 島本順子1 水野正晴1 高路修1 高橋博之1 池田早苗1 山本昇壯1

所属機関: 1広島大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.235 - P.239

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 Generalized morpheaの2例について主として,血清学的,免疫組織学的検討をおこなった.皮疹は,症例1では白色硬化局面が,症例2では褐色硬化局面が多発している.組織学的には両者とも硝子化した膠原線維の増生が認められた.免疫組織学的には2症例とも表皮細胞核へのIgG沈着,皮膚基底膜部へのIgM沈着がみられた.免疫血清学的検査においては2症例とも抗核抗体陽性(homogenous pattern),抗DNA抗体陽性,LE test陽性,C3, C4低値と同様所見が得られ,SLE類似の所見を呈しているが,免疫組織学的には,SLEのそれとは異なる所見が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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