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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻5号

1984年05月発行

原著

皮疹を伴ったFamilial Amyloid Polyneuropathyの1例

著者: 内山紀子1 進藤泰子2 小俣隆3 太田久彦3 張洛禹4 小林信也4

所属機関: 1厚生連安曇病院皮膚科 2信州大学医学部皮膚科教室 3厚生連安曇病院内科 4厚生連安曇病院外科

ページ範囲:P.415 - P.420

文献概要

 Familial amyloid polyneuropathy (以下FAPと略記)は全身の多臓器にアミロイドが沈着する遺伝性の疾患であり,著しい末梢神経障害と自律神経障害が発現することが特徴であるが,主として四肢に局所性の栄養障害または循環障害による水疱,潰瘍,出血斑,皮膚萎縮,瘢痕等の非特異的な皮疹を時々認めることがある.今回,両下腿に誘因なく水疱と潰瘍が出現したFAPの症例を報告し,併せてFAPの皮疹について若干の文献的考察を述べ,更に皮膚生検の有用性を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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