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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻8号

1984年08月発行

文献概要

原著

膀胱癌原発と思われる丹毒様癌の1例

著者: 箸方葉子1 浦上紘三1

所属機関: 1市立豊中病院皮膚科

ページ範囲:P.789 - P.791

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 他臓器悪性腫瘍の皮膚転移,とくに膀胱癌の皮膚転移は極めてまれである.今回我々は膀胱癌原発と思われる丹毒様癌の1例を経験したので,ここに報告する.
 81歳,女子.約4年前より多発性膀胱腫瘍として加療していたところ,約1年前より下腹部に,いわゆる丹毒に似た有痛性の浸潤性紅斑が出現した.同部の病理組織では,Leverのいうinflammatory carcinoma, nodular carcinoma,およびcancer en cuiraseの像が混在してみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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