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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科38巻9号

1984年09月発行

原著

複数の抗生物質で感作された薬疹の1例

著者: 上田正登1 熊谷正彦1 清水良輔1 熊野公子1 玉置昭治1 市橋正光1

所属機関: 1神戸大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.861 - P.864

文献概要

 38歳,男.外傷のためAKM,AB-PCの投与を受け,その3日後,紅斑性皮疹出現.この薬疹の治療中併発した皮膚感染症治療の目的で投与したMINOにても皮疹出現.パッチテストにてAKM,AB-PC,MINO全てに陽性所見.誘発テストはAKMについてのみ行ない陽性であった.感染症及び他剤による薬疹が,薬疹の発生を誘発する可能性を示唆する症例と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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