icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻1号

1985年01月発行

原著

皮膚神経系腫瘍の光顕レベルにおける再検討—特に抗S−100蛋白による染色を中心として

著者: 田中光1 蜂須賀裕志1 森理1 笹井陽一郎1

所属機関: 1久留米大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.61 - P.64

文献概要

 牛の脳より抽出したS−100蛋白で兎を免疫し,抗S−100蛋白抗体を作製した.この抗体を用いて,PAP法により皮膚神経系腫瘍群(神経腫・神経鞘腫・神経線維腫)を鑑別した.その結果,染色されたシュワン細胞の腫瘍内に占める割合・分布・染色性により従来のあらゆる染色法よりも,より明確に皮膚神経系腫瘍群を鑑別できた.なお対照として神経系腫瘍ではない皮膚線維腫を用いた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら