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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻1号

1985年01月発行

原著

斑状鞏皮症型基底細胞上皮腫の1例—過去8年間の教室経験例の集計を含めて

著者: 川村いづみ1 桜岡浩一1 木花光1 山崎雄一郎1 北村啓次郎1 栗原誠一2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室 2済生会横浜市南部病院皮膚科

ページ範囲:P.69 - P.73

文献概要

 斑状鞏皮症型基底細胞上皮腫の1例を報告し,併せて過去8年間の当教室における基底細胞上皮腫79例100検体について集計,検討した.症例は37歳の女性で,20年以上前から,鼻根部に爪甲大の白色硬化性局面を認めていた.臨床的にも,組織学的にも典型的であったが,手術時一見正常と思われた腫瘍辺縁より約7〜8mmの周辺皮膚まで.腫瘍細胞の浸潤を認めた,斑状鞏皮症型基底細胞上皮腫は.以前の当教室の集計を合わせてもわずか2例で,教室例においても本型が極めて少ないことを知った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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