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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻10号

1985年10月発行

文献概要

原著

尋常性乾癬と水疱性類天疱瘡の合併

著者: 宮脇由美子1 草場辰哉1 桑原宏始1 奥村之啓2

所属機関: 1国立熊本病院皮膚科 2熊本大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.841 - P.844

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 糖尿病,高脂血症,脳梗塞による片麻痺を治療中の72歳の男性.尋常性乾癬5年の経過後,PUVA療法により類天疱瘡を発症.直接螢光抗体法では,水疱以外の一見正常部にもIgG, C3の沈着がみられた.乾癬に類天疱瘡が合併した報告は,自験例を含めて27例,そのうちゲッケルマン療法,PUVAなど紫外線が誘因と考えられたのは13例である.紫外線との関連について若干の免疫学的考えを述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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