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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科39巻3号

1985年03月発行

原著

Multicentric Reticulohistiocytosisの1例

著者: 進藤泰子1 御子柴甫1 秋山純一1 斉木実2 浦野房三3

所属機関: 1信州大学医学部皮膚科教室 2大町市立病院皮膚科 3信州大学医学部整形外科教室

ページ範囲:P.243 - P.248

文献概要

 15歳女子のmulticentric reticulohistiocytosisの1例を報告した.手指を中心とした多数の小結節と指趾骨の辺縁びらんがあり,結節の病理組織では,組織球性細胞の増殖像を示した.自験例は8歳より発症し,本邦最年少例であり,関節破壊が強いにもかかわらず,炎症症状が少ないことに特色がある.原因的因子か結果表現か判定できないが,組織球性細胞の電顕所見で,lamellar structureと渦巻状のライソゾーム由来物質が認められたことも特徴といえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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